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リフォームに役立つ資格はあるの?代表的な3つの資格を解説

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2023年02月27日

家を長持ちさせるには、定期的なリフォームが必要です。
リフォーム業者を選ぶ際、「資格がある人が所属していたほうがよい」と考える方もいるでしょう。

この記事では、リフォームをする際に取得していたほうがよい資格や、業者選びの方法まで詳しく解説します。
業者選びに悩んでいる方は参考にしてください。

リフォームに役立つ資格はあるの?代表的な3つの資格を解説

リフォーム工事に必須な資格はない

リフォーム工事には、「これを取得しなければ、仕事が絶対にできない」といった資格はありません。
ですから、いろいろな業者がリフォーム工事を行っています。

「リフォーム工事業者」と名乗っているところは複数のリフォーム工事を依頼できるところが多いです。
しかし、「塗装業者」や「内装工事業者」と名乗っているところも特定のリフォーム工事を依頼できます。

ただし、電気工事やガス工事など特定の工事は、有資格者でないと行えません。
そのため、リフォーム業者を選ぶ場合は、希望する工事を行った実績を持つ業者に依頼すると確実です。

リフォーム工事に本当に役立つ資格3選

リフォーム工事は資格がなくても問題ありません。
しかし、取得しているとよりよいリフォームができる資格もあります。
ここでは、リフォーム工事に役立っている資格を3つ紹介します。
特定のリフォームを依頼したい場合は、ここでご紹介する資格が役立つでしょう。

その1:建築士

建築士は、建築物の設計・工事の監理・建築確認の申請などの建物の設計や工事の管理が行える国家資格です。
間取りを変えるような大幅リフォームやリノベーションを行う場合、設計が不可欠です。

建築士がリフォーム会社にいれば、設計の相談から工事の方法まで一括で話ができます。
建築士には二級と一級があり、リフォーム工事は若手の二級建築士が担当するケースもあります。

リフォーム会社の中には設計事務所と提携している場合もあるので、「専属がいないから」といって設計の仕事ができないわけではありません。
大規模リフォームを行う場合は、建築士がいるか設計事務所と提携しているリフォーム業者を選びましょう。

その2:マンションリフォームマネージャー

マンションリフォームマネージャーとは、1992年に制定された民間資格です。
その名の通り、マンションリフォームや標準管理規約で定めるリフォーム工事に関して必要な知識・能力・経験を認定します。

マンションは戸建て住宅と異なる造りです。
共有部と専有部があるので、リフォームをする際に管理組合と所有者の間でトラブルが発生するケースもあります。

共有部を大幅にリフォームする場合にも、みんなの意見がまとまらずに苦労もあるでしょう。

マンションリフォームマネージャーのサポートを受ければ、トラブルを避けたり問題を未然に防いだりできます。
あまり知名度の高い資格ではありませんが、マンションリフォームを行う場合はとても役に立ってくれるでしょう。

その4:インテリアプランナー

インテリアプランナーとは、「公益財団法人 建築技術教育普及センター」が実施する民間資格です。
その名の通り、建築物の室内空間に関する設計や工事管理を行えます。

単独で資格を取得している方もいますが、建築士が自分の仕事の幅を広げるために取得しているケースもあります。

お店や事務所など人目に触れる空間を大幅にリフォームしたい場合には、インテリアプランナーの有資格者に設計などを依頼しましょう。
ショールームなど、おしゃれでないと成立しない空間をリフォームする際にも、有資格者のサポートは役立ちます。

おしゃれで機能的な空間をデザインしてくれるため、満足いくリフォームができます。

資格取得者がいるリフォーム業者を選ぶべき?

リフォームはとても幅広い仕事です。
顧客により、希望するリフォームはすべて違うといってもいいでしょう。
しかし、リフォームによっては、専門知識が必要なケースもあります。
建築法などにより有資格者でないと、できない仕事もあるのです。

希望するリフォームが有資格者の知識や技術が必要な場合は、有資格者が所属している業者を選ぶほうがいいでしょう。
リフォーム業界は横の繋がりが強い傾向にあります。

そのため、必要に応じ独立した業者やフリーランスの有資格者を、紹介してくれる可能性も高いです。
何が何でも有資格者がいる業者を探さなければと、思い詰める前にまずはリフォーム会社に相談をしましょう。

リフォーム業者は資格ではなく実績で選ぼう

リフォーム業者を選ぶ目安にするなら、資格者がいるかどうかではなく実績をチェックしましょう。
業者の中には残念ながら、質の悪いところもあります。

優良な業者は実績が豊富です。
そのため、利用者の中には継続してリフォームを依頼する方もいます。
実績が豊富で、口コミが良好な業者を選び、ぜひ相談をしてください。
現在はホームページを開設している業者も多く、そこで実績もチェックできます。

まとめ

リフォームに役立つ資格について解説しました。
リフォームを行う際、守らなければならないのは建築基準法です。

リフォームに関わる方なら一通りの知識はあるので、資格にこだわる必要はありません。
電気やガスなど資格がないと行えない工事もありますが、「有資格者がいるリフォーム業者のほうが優良」とは言い切れません。

できあがりを重要視するなら、経験のある有資格者を選ぶとよいでしょう。